ひらがなタイムズの最新号が発売されました!
今回は1本、「日本で日本語」という記事を担当しています。インタビュイーはスペイン人の女性弓道家アイノア・カラフさん。ストイックかつ求道的で、「武士道」を感じさせる魅力的な方でした。
印象的だったのは、彼女がインタビュー中ハッと肌のタトゥーを隠したこと。そして「ごめんなさい、今日はタトゥーの上にテープを貼るのを忘れてしまいました。スペインにいたとき日本が大好きなので漢字のタトゥーを入れたのですが、日本ではタトゥーは好まれないということを、日本に来てから知りました。日本の文化を尊重したいので、ふだんはテープでタトゥーを覆っているのですが、今日は時間がなくて」と、礼儀正しく謝罪されました。
外国人のタトゥーについては、東京オリンピックを控え、銭湯で許容するか否かが話題となっていますが、当の外国人全てが「タトゥーを認めないとは許せん!」と言っている訳ではない。当たり前といえば当たり前ながら忘れがちな事実を、思い出させてもらいました。