ひらがなタイムズ5月号発売!

ひらがなタイムズの最新号が発売されました!

今回は1本、「日本で日本語」という記事を担当しています。インタビュイーはスペイン人の女性弓道家アイノア・カラフさん。ストイックかつ求道的で、「武士道」を感じさせる魅力的な方でした。

印象的だったのは、彼女がインタビュー中ハッと肌のタトゥーを隠したこと。そして「ごめんなさい、今日はタトゥーの上にテープを貼るのを忘れてしまいました。スペインにいたとき日本が大好きなので漢字のタトゥーを入れたのですが、日本ではタトゥーは好まれないということを、日本に来てから知りました。日本の文化を尊重したいので、ふだんはテープでタトゥーを覆っているのですが、今日は時間がなくて」と、礼儀正しく謝罪されました。

外国人のタトゥーについては、東京オリンピックを控え、銭湯で許容するか否かが話題となっていますが、当の外国人全てが「タトゥーを認めないとは許せん!」と言っている訳ではない。当たり前といえば当たり前ながら忘れがちな事実を、思い出させてもらいました。

Share

ひらがなタイムズ2015年6月号 イスラム話

前回イスラム教徒向けの食事「ハラルフード」について書いたのをきっかけに、ハラルフードについて書いた『ひらがなタイムズ』2015年6月号を引っぱり出してきてみました。

タイトルは「ハラルフードを食べられる場所が増えている」。カラオケまねきねこさんの四谷三丁目店と、新大久保のイスラム横丁、京懐石の美濃吉さんを取材しました。美濃吉さんは2017年4月現在、ハラル対応料理の受付を休止しているとのこと。非イスラム圏である日本でハラルフードを提供するのは、採算面だけでなく、イスラム法の解釈等の面からも大変であろうと思います。

この6月号では、イラン出身の歌手・アナウンサー、ナヒード・ニクザッドさんについても書いています。イランは、イスラムの少数派シーア派を国教とする国。ハラルフードについての話にはなりませんでしたが、「イラン伝統の音楽しか放送されない環境で育ったので、日本に来て合唱団に入り、『間奏』というものを知ったときにはびっくりしました」等々、文化の違いを実感する話をいろいろ聞かせていただきました。

イランは、外国人旅行者の女性にもスカーフ着用を要求する厳格なイスラム国家ですが、砂崎が日本でお目にかかったイラン女性は、皆スカーフを着けずに暮らしていますね。インドネシア女性は着ける人着けない人、半々という感じでしょうか。エジプト人は多数が着用派、湾岸出身の方は目以外をすっぽり覆うタイプのスカーフを着ける人がほとんど、という印象です。日本では着けないけれど本国では着ける、という方も多いようです。ひとくちにイスラム教徒と言っても、女性のスカーフひとつでこれだけ違います。

脱線しました。この6月号では、表紙になっている「2.5次元ミュージカル」、つまりアニメ・マンガが原作のミュージカルも取材・執筆しています(こちらはイスラムと関係の無い記事です)。帝劇で拝見した『DEATH NOTE』、すばらしかった!今年再演が始まり、日本を巡回しているので、ミュージカルファンは必見です!

Share

ハラルフードはヘルシー? ダイエット向け? 

イスラム教徒向け食べ物についてのあり得ない記事

発端は、旧知の編集さんからの電話でした。

編集者「砂崎さん、東大のイスラム学科卒ですよね。今ムスリム向けの食品ハラルフードが人気だそうなんで、その記事書いてくれませんか?」
砂崎「え、ハラルフード、人気なんですか?」
編集者「ヘルシーでダイエットにもいいって…**新聞さんの記事なんですが」。
砂崎「ええッ、ハラルフードがヘルシーでダイエットにいい?!それ、大ウソですけど、**新聞が?!」

そのあと当該記事を読み、さらにググってみてビックリです。ヘルシー、ダイエット向きだけでなく、ベジタリアン料理だの、厳選素材だの、アレルギーに安心だの、安全管理がしっかりだの…。不正確どころか危険でさえある内容のサイトが、ぞくぞくと出てくるではありませんか。
イスラムに関するトンデモねたや、ネガティブな偏見にはもはや慣れっこですが、「ポジティブな偏見」まで出てくるとはウンザリです。ハラル認証ビジネスなのか、五輪を控えてのおもてなしブームなのか知りませんが、こと健康に関わるだけに、ウソは止めていただきたいものです。

 

そもそもハラルフードとは

ハラル(ハラール)とは、アラビア語で「合法な(もの・こと)」を意味します。イスラム法の観点から、ムスリム(イスラム教徒)が行ってもいいもの・ことを規定する考え方です。食品の場合、
・アルコールと関わりがない
・ブタに由来する物質が入っていない
・肉の場合、ムスリムが神の名を唱えながら規定どおりのやり方で屠畜したもの
この3つが大原則です。(細かく言えばキリがないので、この稿では大原則のみに絞ります)。
つまりハラルフードとは、イスラム法の食事規定を満たした食品です。それ以上でもそれ以下でもありません。

もちろん、ハラルフードであり同時にヘルシー/ダイエット向け、という料理は存在します。しかし、ハラルだからヘルシー、ハラルだからダイエットにいい、ということは絶対にありません。ハラルとは、健康やダイエットとは別の次元の概念、ムスリムが神に対して自己の行動を問うときの指標なのです。

 

ハラルフードはヘルシーなの?

ネット上では、ハラルフードがヘルシーである理由として、「厳選素材で作られているから」「出汁や成分までチェックしているから」「イスラム法の作法に従って処理されているから」「流通過程まで調べているから安全管理がしっかりしている」という理由が見受けられました。これらは皆、ポイントを外しています。

「素材を厳選する」のは、ブタ・アルコール由来の食品を避けてそれ以外の素材を選んでいるからです。「出汁や成分までチェックする」のは、しょうゆやみりん、ゼラチンなど、これまたブタ・アルコール由来のものが混じっていないか見ているからです。「イスラム法の作法に従った処理」とは、ムスリムが屠畜しているか云々なので、ヘルシーとは別物です。「流通過程まで調べる」のもブタ・アルコールのチェック、したがって安全管理とは別次元の観点からの調査です。

日本人の目から見てヘルシーか否かは、菌など有害物で汚染されていないか、栄養のバランスがとれているか、カロリー過多でないか、といった要素で決まるでしょう。これらの要素と、ハラルか否かは無関係です。実際、とある日本の精肉企業がハラル認証を取ろうとして、消毒に使うアルコールもダメだと言われ、「これでは衛生水準を保てない」と断念した例があります。対照的に、テレビのドキュメンタリー番組などで中央アジアの遊牧民がヒツジを殺し、調理する場面が見られることがありますね、あれはハラルです。頸動脈のひと切りで屠畜していますし、神の名を唱えていますから。ナイフを消毒しているか、地面に直置きしていないかなどは関係ありません。
これらのことから、ハラルだからヘルシー、とは言えないことがわかるかと思います。特に衛生面に関しては、日本を上回るレベルの国は(イスラム・非イスラムを問わず)そうそうありません。外国へ行って食事するときは、信頼できる店かどうか、食材に火がよく通っているかなどに、重々注意されることをお勧めします。

 

ハラルフードはダイエットにいい?

上記のとおり、ハラルフードの主要ポイントはブタ・アルコール・屠畜の方法です。カロリーが低いかどうかとは無関係です。また中東の、日本人が立ち入れるような国々へ行ってみれば、日本人レベルでなく肥満した人々を大勢目にすることと思います。これは肥満を豊かさの象徴とする価値観やスポーツをたしなまない生活習慣のためでもありますが、カロリー・糖分過多の食生活も無縁ではありません。特に砂糖に関しては、伝統的に薬とされてきたことや酒を飲まないぶん甘味を摂る文化のせいで、きわめて甘いスウィーツが浸透しています。ハラル=ダイエットにいい、と思い込まず、カロリーチェックや腹八分目を心がけるべきでしょう。

 

ハラルフードはベジタリアン料理?

ハラルフードは野菜がたっぷりとか、欧米ではベジタリアン料理として知られている、という文言が、ネット上に散見されました。これも勘違いです。イスラム法の規定どおりに処理されたウシ、ラクダ、ニワトリ、七面鳥、ヒツジといった肉類は、きわめて一般的なハラルフードです。貧しい地域が多いので、肉を入手できず野菜を食べているという事例は聞きますが、これを「ハラルだから野菜たっぷり!」と考えるおめでたい方はいないでしょう。

また、ハラルフード=ベジタリアン料理でもありません。これは中東料理のひとつレバノン料理に、菜食メニューが多いことから来た誤解かと思われます。レバノンはムスリムがマジョリティの中東には珍しく、東方教会系のキリスト教徒が人口の約40%を占める国で、彼らの宗教的慣習からベジタリアン料理が発達しました。そのためレバノン系移民が多い欧米では、「レバノン料理=ベジタリアン・メニューが多い」と認識されています。しかしレバノン料理は、肉を禁じている料理ではありません!肉メニューもたくさんあります。肉アレルギーの方、レバノン料理だから/ハラルフードだからと言って、安心しないでくださいね。

※「レバノン料理はハラルフードですか」という問いに対しては、かなりの確率でYESと答えられます。レバノンの人口の55%はムスリムなので、ハラル規定を満たした料理が主流です。

 

ハラルフードはアレルギーがある人にやさしい?

冒頭で編集者さんに教えられた某大手新聞の記事、読んで最も衝撃的だったのが、「ハラルフードはアレルギーの人にもいい」というくだりです。もちろんレトリックをくだくだ使って、断定はしない書き方にしていました。それを読んだ読者が「ハラルフードを食べてショック症状が出た!どうしてくれる!」と訴えても、「『安全だ』と断言はしておりません」と言い逃れができるでしょう。しかし小見出しでも「アレルギー」「やさしい」などと謳い、「食べても大丈夫」感をたっぷり醸し出していました。まさしく印象操作です。これで健康被害が出たらどうするつもりなのでしょう。

繰り返しますが、ハラルフードか否かを決める主要ポイントは
・アルコール
・ブタ
・屠畜手順
です。「アレルゲンの除去」という観点はありません。小麦、卵、乳、チーズ、クリーム、ゴマは、ハラルフードの大人気食材です。前項で触れたように肉料理もたくさんあります。
これらにアレルギーのある方は、くれぐれもメディアに誤魔化されず、アレルゲンを確認してください

ネットでは「牛乳・卵アレルギーの方も安心の米発酵アイス!ハラルフードです」という広告を見かけました。当然ながらこれは、お米のアイスだから牛乳・卵を使っていないだけです。ハラルフードだからアレルゲン除去食なのではありません。「ハラルフードは使う素材が一般の料理より少ないから、そのぶんアレルギーの危険も低い」という表現も見かけました。ハラルフードに使われる食材が日本の一般の料理より少ないのは、ブタ・アルコール由来の素材を除いているだけです。ですから「ハラルフードなのでアレルギーの危険性が低い」が当てはまるのは、ブタ・アルコールがアレルゲンの方だけです。

もう1例を挙げましょう。こちら、カタール航空のサイトをぜひ見てください。
カタールは厳格なイスラム教徒が多い湾岸の国で、当然「機内で提供するお食事はすべてハラル」です。それでも、「いかなるアレルギー反応の発症にも責任を負いかねます」とガッチリ明記しています。ハラルフード=アレルゲン除去食、でないことは、これでよくわかると思います。

 

ハラルフードは添加物がない?/ハラルフードはオーガニック?

「これオーガニックだから大丈夫だよ」と、ムスリムの人にお菓子をあげている日本人を見たことがあります。しかし、オーガニックだからハラルフードという訳ではありませんし、ハラルフードだからオーガニックでもありません。どうも「ハラルフードはより自然」という偏見があるようですね。「乳化剤を使っていないからハラルフードはよりナチュラル」とか、「ムスリムにとっていい物は日本人にもいい」という言説も見かけます。どれも的外れです。

しつこいですが、ハラルフードのメイン基準はブタ・アルコール・屠畜基準です。それ以上でもそれ以下でもありません。

そもそも、オーガニックだの無添加だのナチュラルだのが体にいいかどうかも問題ですが、ここではハラルという点からだけ見てみましょう。ハラル認証では確かに添加物を念入りにチェックします。しかしそれは、ブタ・アルコール由来の成分を見ているだけです。乳化剤は原則忌避されます。でもそれは動物由来の乳化剤の場合、ブタ系である恐れが高いからで、植物由来ならOKとされます。添加物を減らそうとしている訳ではないのです。

また、オーガニックかナチュラルかという問題ですが、日本人の一般的なイメージでは、農薬を使わず有機的な肥料で栽培したものがオーガニックでナチュラルでしょう。しかしハラルの観点では、農薬・肥料にブタ・アルコール成分があるか否かが問題です。自然派農法をしている農家さんが、飼っているブタの糞を肥料に使ったりしたらバツですね。つまり、オーガニックとハラルもまた別物だということです。

「ムスリムにとって安心なら日本人にも安心」という言い方もマカ不思議です。日本人の皆さん、アルコール除菌「していない」と知って、安心しますか?この肉はムスリムが屠畜していると聞いて、「なら少し高くても買うわ」と思いますか?ハラルはムスリムの方の心の問題なのです。非ムスリムにとってメリットはありません。いやむしろ、非イスラム国家である日本でわざわざハラル認証を取得するぶん、コストがかさみ店頭価格は割高となっているでしょう。だからデメリットがあると言うべきかもしれません。

こう言うと「いや、ハラルは清潔を重視する!非ムスリムにとっても清潔はメリットだろう」などと反論する方がいますが、イスラム法が規定する「清潔」と日本人の感じる「清潔」は、アルコール除菌の件でもわかるとおり、異なります。「あなたにいいものは私にもいい」という「人類みな同じ!」的発想で臨むより、「あなたと私は違い、それによって利害も異なります。どこまで譲り合えますか」という態度で接した方が、長い付き合いができるかと思います。

幸い、この点は来日されるムスリムの方のほうがよくご存じです。「日本が非イスラム国家であることは承知で来ましたから」と言い、自分なりの「ハラル基準」を心に持っている方がほとんどです。もともとイスラムという宗教自体、地域差・個人差が実に大きいのです。「ブタ、食べます」という人も(稀ですが)いますし、反対にとても敬虔で「日本滞在中も、国から持参したハラルフードしか食べません」という人もいます(自国・自派のハラル認証しか信頼しないという意味ですね)。ムスリムを十把ひとからげにして、「ハラルフードを提供しなくては!」と慌てふためくより、「食べられないものはありますか?」と訊いてその人その人に合わせた方がいいと、砂崎の経験上は思います。

 

正の偏見も負の偏見もお断り!

さて、ハラルフードのせっかくの「よい評判」を、ひとつひとつ打ち壊してまいりました。「どうして?イスラムが嫌いなの?」と思われましたか?いえいえ、そんなことはありません。と言うより、「イスラムだから好き」とか「嫌い」とか語るには、多様すぎるのですイスラムは。昨今、ハラル認証ビジネスがお元気ですが、それを利用した飲食産業・ホテル産業の方は、「حلال‎ 付いた証明書ゲットだぜ!」と喜ぶより、「酒類は提供していますが、食器・シンク・洗うスポンジを分けています」とか、「弊社が取得したハラル認証は**国の**団体が出したものです。消毒のアルコールは許容するとされています」、「豚肉は使っていませんが、この牛の屠殺に当たりムスリムが神の名を唱えているかはわかりません」など、獲得した認証の中身を語れるようにしておいた方がよいと思います。後は聞いたムスリムが判断するでしょう―本当に千差万別ですよ、イスラムは。

まあこの辺りは、我ら日本人だって「仏教徒だから仏さま拝みたいでしょう?お仏像用意しておきましたよ」と言われチベット仏像を差し出されたら、(いや、これ、違う)と思うでしょう。それをイメージしてもらえればよろしいかと。

後ですね、ハラルフードだからムスリムだからと持ちあげる風潮もいかがかと思います。イスラムへのひどい偏見があるのは承知の上です。だからと言って、イスラムやハラルフードを過大評価すれば「リベラル」「ポリコレ」になる訳ではないでしょう。偏見は、ネガティブであれポジティブであれ偏見なのです。ブームを作ってしまおうとする雰囲気、ハラル認証ビジネス業界の煽りめいた空気も感じます。

述べてきたとおり、ハラルフードはムスリムの視点からジャッジされた信仰の指標であり、それ以上でもそれ以下でもありません。ハラルだからヘルシー、ハラルだから衛生的、ハラルだからダイエット向き、ハラルだからベジタリアン食、ハラルだからアレルギー対応、ハラルだから無添加、ハラルだから安全、ハラルだからオーガニック、…。どれも「ハラルとは何か」を知っていたら言えないことばかりです。「ハラルだから」という前提から導けるのは、「イスラム法に照らして合法である」ということだけです。

不当なアゲもサゲも不要です。どんな国の料理も衛生的な品をバランスよく、適量食べれば基本ヘルシーで安全ですし、あなたの好み・体質に合えばおいしいでしょう。ハラルフードもそうです。ふつうに食べてみて、気に入ったら食卓の常連にしてあげてください。ハラルフード=非ムスリムが食べてはいけない食品、ではありませんから。砂崎の好物は豆ペーストのホンモス、やや酸っぱいサラダであるタッブーリ、塩味のヨーグルト、お菓子のマウムールです。特にマウムールは、レバノン大使館に伺ったおり砂崎があまりにおいしがったもので、大使がひと箱お土産にくださったほどで…。うう、また食べたくなってきました!

Share

キャリアウーマンの着物 超短時間で着付けるテクニック

仕事で着物を着るようになって3年が経ちます。

「着物の人」というキャラで覚えていただけたり、話のきっかけになったりする点がいいですね。特に外国の方にお会いするときは、SNS映えするので非常に喜ばれ、「写真写真!」と大いに盛りあがったりします。一方で困るのが、着付けにかかる時間。それで今日は、砂崎がやっている時間短縮のくふうをお話しします。

まずお断りしておくのが、以下の着付けは「着物でありさえすればいい」というシチュエイション向けのものであることです。公式の場の着付けに関しては、専門の方がそういうサイト・本をものしていらっしゃいますから、そちらの方をご参照ください。

 【超短時間着付けのコツ】

その1

体型補整をしない。胸パットお尻パット、おなかにタオル巻きなどいろいろありますが、すべて省略します。なくて大丈夫です。

 

その2

下着はロングキャミ(ロングスリップ)で十分。ついでに言うと、洗う手間もぐっと楽です。ブラは、胸のある方はつかった方がいいかもしれませんが、袷なら省略可能です。

 

その3

襟芯は入れましょう。帯板もそうですが、仕上がりをカッチリ決めてくれます。半襟が既成で縫い付けられている簡易じゅばん、ゴム付き帯板があると、時間短縮できます。

 

その4

襟抜きはしない。これをやり出すと、ついつい引っぱったり整えたりしたくなり、時間がかかります。また、仕事で着る場合荷物が多いので、ショルダーバッグで持ち歩いたりしているうちに元のモクアミに結局なります。襟にこだわらず、さっと着てしまいましょう。

 

その5

帯は半幅帯の一文字結びが最強! とにかくグルグル巻くだけ、その上から帯締めを締めれば緩んだり崩れたりもありません。羽織を脱がなければお太鼓と誤魔化せます!

 

その6

足袋は靴下タイプが最短で履けます。白に近い靴下足袋を見つけたら買っておきましょう。

 

その7

髪は和風柄の大きいクリップがオススメ! ゴムで束ねて挟むだけ、10秒です。

 

仕上がりはこんな感じ

さて、以下の画像が上記のテクを駆使した砂崎の着付けです。メイク・髪も込みで所要時間は10分強。ほぼ1日出かけて帰宅してから撮った写真ですが、出先で崩れ直しはしていません。

 

 

 

 

 

 

着物って、ゆっくり楽しみながら着て、特別なオシャレ感を楽しむのには最適なアイテムですが、ビジネスライクに着ることもできます。あ、そうそう、タスキ大判ハンカチを持参すれば、何か作業が必要になったときも問題なしですよ。

Share

ひらがなタイムズ2014年3月号より アブディンさんのこと

かつて取材したモハメド・オマル・アブディンさんをWEB連載「半分日本人」で見かけたので、その思い出を。

私アブディンさんを知ったのは、ネットニュースか何かだったと思います。視覚障害のあるスーダン出身の研究者が、流暢な日本語でブログか何かを書いている。多くの外国人学習者がつまづく漢字も楽しげに操っている。これは面白いと、知り合いのスーダン人に訊いてみました。

「アブディンさんて知ってる?」

と言うのも、在日スーダン人のコミュニティは小さいので、絶対知人の知人くらいではあろうと推定したからです。案の定、「うん、友達だよ」とその場で携帯かけてくれました。そして「はい」とその携帯を砂崎へ。

はい、とんとんと話が進み、インタビューさせていただけることになりました。ひらがなタイムズの2014年3月号です。

印象的だったのは、お会いしたとき「握手していいですか」と言われたこと。アラブ系の方はたいていムスリムなので、異性である砂崎が握手するのは好ましくないかな、と遠慮したのですが、「握手すると、握り方とか力のこめ方とかの情報が加わって、その方のことを覚えやすくなるんです」とのこと。

また、「娘が日本で育つことは、本当にいいことだと思っています。例えばイスラムではブタを汚れた動物としていて、スーダンでは『ブタ!汚い!』と避けてしまう。でも日本ではブタのぬいぐるみとかがあって、お隣のおばちゃんが『ほら、ブタちゃん、可愛いわね~』なんて娘と遊んでくれたりする。娘には、そういう多様な価値観があることを知ってほしい」ともおっしゃっていました。異文化に対するアブディンさんの柔軟な姿勢に感銘です。

最近のご動向は伺っていませんでしたが、お変わりないようで何よりです。またお会いしたいなあ。

Share

トップケースとネット 長短を比較!

トップケースをつけてみた!

長らくネット派だったのですが、長旅に当たってトップケース(リアボックス/テールボックス)を付けてみました。バイクはCBR250R、それにRay’s のトップケース46Lを付けたところ、このような外見に。

 

 

 

 

 

サイドバッグはGOLDWINのGSM17402です。両方で30L入ります。

計76Lもの収納を付けると、バイク自体がデカく見えるようです(笑)。旅先で遭遇したライダーに、「え、250ですか」と驚かれました。

トップケースのいいところ!

やはり、物の出し入れが超ラクですね!ネットを外しバッグを開けて取り出すなんていう手間ヒマや、(使う物、サイドバッグに全部移した?もうネットを掛けても大丈夫?)なんていう気づかいから解放され、本当に気分爽快です!雨が降りそうでも心配ないし。一応カギもかかるので、ネットよりは安心して物を入れておけます。ただし、3月でも中はけっこう熱くなっていたので、精密機械を入れて日向に放置するのはマズイかもしれません。

ちなみに、けっこう丈夫です。すでに一度立ちゴケしましたが、…トップケースは無傷でしたよ、トップケース「は」ね…。

トップケースの短所

短所はむろん、取り付けの大変さ。リアキャリアを付け更にボックスを付けるので、2時間くらいはかかりますし、工具やネジを締める腕力も必要です。それに見た目もクールじゃなくなりますしね…どうしたって、走るためのバイクじゃなくなって運搬ツールになっちゃった感は否めません…。ボックスだけ外すこともできますが、リアキャリアとそれに付けた設置台は残るので、まぁ、みっともないです。駐輪の際、場所をとるようにもなりますし、カバーも、これまでジャストサイズだったのならもう使えないでしょう。

ご参考までに、砂崎は今、全長265cm×全高125cm×全幅105cmのカバーを使っています。それでも、右側に重点をおいて包むと、左サイド、特にチェーンの辺りが地上から30㎝近く露出します。CBR250Rのサイズが203.5㎝×112㎝×72㎝なので、トップケースのせいでどれほどデカくなったかおわかりと思います。

あ、それに、風の影響も受けますね。重い物を入れると重心も高くなりますし。重い荷物を載せて初めて走ってみたときは、風が5~6m/秒とけっこう強かったせいもあって(吹き流しが真下から見て50度くらいに上がる風です)、はい、運転を切り上げました。

そしてトップケース、ネットよりお高いです。純正品で3~4万円しますし、リアキャリアも買わなきゃですし、お店の人に付けてもらったら手数料も加算です。砂崎の場合、ネットでワールドウォークのリアキャリア wca-08を買って自分でワシワシ付けてしまったので、計13,500円程度と安上がりでしたが、工具に馴染んでいない人や時間のない人、適合するキャリア/ボックスが見つからない人は、そうは行かないと思います。

 

対してネットのいい点は

・安い!(数百円~数千円)。

・着脱がカンタン(ただし車種による。CBR250Rはフックを掛けられる場所がないので、ネットも正直付けにくいです。砂崎はサイドバックの取っ手などに引っ掛けています)

・外見的ダメージが小さい。

・トップケースに比べると重心が低く、荷物をバイクに固定するので、運転への支障が少ない。

というところでしょうか。

もちろん、ネットにはネットの短所が

・ひとたびネットを掛けると、それを外して物を取り出すのが大変。

・雨が降りそうな場合、対策が必要。

・カギが掛けられないので盗難の恐れあり。

これらはネットの弱点です。

 

今のところ砂崎、ケースとネットを併用しています。え?ケースがあればネットは要らないんじゃないかって?いえいえ、トレペをまとめ買いしたときとか便利ですよ!

Share

9日間のツーリング 高速がいいか一般道がオトクか

今月の16日から24日にかけて、予定定めずのバイク旅をしていました。
とは言っても、まるで無計画と言う訳じゃありません。そもそも19日に高知で取材があるので、どうせならバイクでと思い立った旅です。となると瀬戸大橋走りたい!とか、ついでに明石に寄ってきたい(源氏物語の旧跡なので)とか、あれこれ希望が出てきました。同時にムクムク湧いてきたのが「できるだけ一般道で行ってみたい」という欲。

と言うのもですね、東名・新東名は、走ったこと結構あるんですよ。知ってる道をまた走るより、その土地土地の個性を見ながら、下の道をのんびり行こうかな、と…それが今回のモチベになりました。半クラが続いても腕をやられないよう、地道な筋トレもしたんですよ!

で、3月16日、旅立ちました。予定が遅れて出立は午前4時に。…これじゃ急がないと朝の渋滞に捕まるじゃん、と、とりあえず高速に乗ることに。

はい、結局、ほとんど高速の旅になったのですよ。

でもそれで良かったと思っています。
というのも、まず、目的地・高知が遠かった!途中、一般道でぷらぷらもやってみたのですが、その時間ロスたるや凄まじく、150㎞を行くのに14時間かかりました(3時間の仮眠、2時間の観光、1時間の食事休憩を含む)。道中を楽しみたい方はそれでいいでしょうが、目的地一帯をぞんぶんに走りたい方は、やはり高速やフェリーでの「中抜き」がオススメです。

加えてですね、下を走っていると誘惑が多いのですよ。今回の旅では、三河湾スカイラインという道が現れるわ、江戸情緒ゆたかな関宿に行きあたるわ、ついつい寄り道がかさみまして…。結局は高速で遅れを取り戻すハメになりました。

それに何より!四国に行くなら本四連絡道が高速ですからね!行きの明石大橋は天気も最高、青空をバックに白い主塔とケーブル、ハンガーロープが、天への道と並び立つ天使たちに見えました。…いや、冗談にならない例えですね…え~、999号の軌道のような弧線美でした(年齢がバレる)。

とにかく。今回は明石大橋と鳴門大橋、帰りに瀬戸大橋を楽しんだので、高速旅で結果オーライという感じです。新東名では冠雪した富士山も拝めましたしね。暁の薄闇に浮かぶ白い輪郭、やがて朝焼けに染まっていく山肌、見る角度が移ろうにつれて険しさから優美さに変わる山容、それらをタップリ味わえたので、-1.5度の気温も何のそのです。ちなみに、「逆さ富士」ならぬ「後ろ富士」という言葉があってもいいんじゃないでしょうか。バックミラーの中の富士は、これがまた後ろ髪ひかれる美麗さでした。

それにやはり、休憩しやすいという意味でも高速は長旅にオススメですね。都会ではネカフェやスーパー銭湯が多くて24時間いつでも、横になることさえ出来ますが、地方ではレストランさえないこともしばしばですから。その点PAやSAが完備、最低でも座って休める高速は、やはり有難い存在です。

まとめます。今回の旅行は、東京から新東名を走って、伊勢湾岸を走り、明石・鳴門大橋を通って高知へ達しました。高知では中部と西部を走り、足摺岬・四万十川を楽しんで、帰りは瀬戸大橋で本州へ。ついでに姫路城と明石を見、東名・新東名で帰京と、ほとんど高速移動の旅となりました。総走行距離は2205㎞。ガソリンについては、9日の間に8回給油、¥9,087円、66.15ℓをつかいました。137.37円/ℓ、33.33㎞/ℓの計算ですね。

高速走行時の懸案の1つ、風についてはまた次の機会にお話しします。

Share

ひらがなタイムズ2012年4月号の思い出

ひらがなタイムズの最新号が出たので、5年前の同月の同誌を取り出してみました。

当時、砂崎は「特集 Feature」というコーナーをほぼ毎号担当していました。同誌は見開き2ページの記事が多いのですが、この「特集」は4ページ。表紙にも見出しが出ます。

この号では、「甲子園」がお題でした。甲子園という切り口で、どう日本を紹介するか。あれこれ考えた結果、高校野球、スーパーコンピューター・コンテスト、まんが甲子園、居酒屋甲子園などを取りあげることにしました。「甲子園―仲間と協力して夢を追う場所」と付けたタイトルも気に入っています。

それにしても…今、センバツのシーズンですが、球児がキラキラと見えるようになったらトシですね…。

Share

ひらがなタイムズ2017年4月号発売!

バイク旅行から帰ってきたら、ひらがなタイムズの最新号が届いていました!

今回は、2本担当しています。1本目は、「ゲーセン女子」おくむらなつこさんのガイドで取材に行った、日本のゲーセンについての記事。女性の目から見たゲーセンの魅力にフィーチャーしている点が特色です。

2本目は、日本を徒歩旅行しているフランス人男性のインタビュー記事。グローバル市場をねらって英語で情報発信する人が増える中、あえてフランス語に特化してニッチな市場をつかんだ彼のビジネスセンスに感服しました。彼のサイトはこちら

日本人、外国人を問わず面白い人に出会い、彼らの目を通して日本の魅力を再発見できるところが、ひらがなタイムズの仕事の醍醐味です。明日もまた、すばらしいインタビュイーにお会いしてきますよ!

Share

ツーリングに持っていくクリーナー

ひゃッ寒い!月が冴えて冬の色に戻ってますね!それにも負けず、トレーニング・ライドに出ようと思います。そう言えば、今年は寒さ対策にと思って、インナーグローブ「ホットバイポリ HOT BIPOLY」を買ってみました。冬用グローブが大きめだったせいもあって、ちょうどいい緩衝材になってくれています。逆を言えば、アウターグローブが既にピッチリの方だと、血行を阻害して手が冷えちゃうかもしれません。防寒性能に関しては、アウターだけのときより「沁みとおる」感が減りますね。昨年11月、夜中の中央道を駆け抜けたときも、これとその表面に貼ったホッカイロのせいか、「寒いネ~」と笑う余裕がありました。こまめな休憩でお手々マッサージは欠かせなかったですけど。

 

さて、今度のロングツーリングに持っていこうと思っているものが「プレクサス Plexus」、クリーナーです。以前ナップスにふらりと立ち寄った折、「吹きつけて拭くだけで洗浄からワックス掛けまで出来るんですよ!」と売り込まれて、「水いらず」という点に惹かれ買いました。以来、帰宅直後にパパッと使って重宝しています。気に入っているのは強力なコーティング効果ですね。タンクに使ったらその後しばらく、おなかが接触するたびにスルリと滑りました。バックミラーをすっきりきれいにしてくれて、効果が持続する点も満足です。

 

気に入ってない点は匂いの強烈さ。ばけ学的に強烈な「アタシいい匂いなのよ!」臭で、家の窓拭きに使ってみたら4、5日匂いが持続しました。

 

今度のツーリングに持っていくのは、ヘルメット用です。飛騨高山へ行ったときは虫汚れ、大洗海岸を駆けたときは波しぶきで、落ちない曇りにゲンナリしました。耐えかねてウェットティッシュで拭いてみましたが、汚れを延ばした感じになっただけ。せっかくの景色も、うすい油膜が気になって楽しさ半減でした。

 

プレクサス、メット磨きにも効くので、ウェスともどもビニル袋に入れて持っていく予定です。旅先でもこまめに使えば、ツーリングの日を重ねるにつれ汚れていく愛車にココロが痛む、なんてこともありませんよね!…でも、でも…、わざわざ持っていくと却って使わないかも…。

Share