サイト『英語の友』、英検の面接対策編が公開されました!

「英検の面接って、受付も英語なの…?!」「聞き返しちゃったら不合格かな」等々、試験前には不安にかられるもの。そういう疑問・懸念をまとめて払拭できる、英検面接に特化した記事を書きました!

旺文社さまのサイト『英語の友』にてお読みいただけます♪

こちらのサイトのお仕事としては、英検情報をひとまとめにした「概要」記事を全級ぶん、すでに書かせていただいているのですが、今回は面接のみにフィーチャーしたページを5級ぶん(面接がある1、準1、2、準2、3級)、執筆しております。

旺文社さまの、英検○級エキスパート!という方々からご意見を聞き、「あ、この問題はコレがキモなのか!」とピンと来たときがスリリングですね。砂崎自身も過去をふりかえり、(○級受験者ならこの勉強法が良いのでは)と、「学習のコツ」案をアレコレ提案しました。それが採られると、嬉しいんですよね!

こちらのサイトでは、別の記事も近々にアップ予定です。語学に関心のある方は、(英語音源がドーンと気前よく公開されている)『英語の友』、ぜひぜひご活用くださいませ!

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ひらがなタイムズ2月号発売!

日英バイリンガル月刊誌『ひらがなタイムズ』の2月号が発売されました!

砂崎は今回、記事を1本書いています。日の丸交通で初のエジプト人タクシー運転手となった、モハッマド・モスアド・セリムさんのインタビュー記事です。

セリムさんのすごいところは、第二種運転免許にも合格してしまう日本語力・漢字力!第二種運転免許って、お客さんを乗せるタクシー運転手さんが取らなきゃいけない免許ですね。普通免許を取られた方ならご存じだと思いますが、自動車免許の取得には、道路交通法やら何やらと、漢字がいっぱいの専門用語を読みこなし、テストにパスしなけりゃなりません。第二種免許となると更に難しいのに、セリムさんは2か月で合格されたそうです。日本人のタクシー運転手志望者でも、2か月では無理な方もいらっしゃるとか。その努力のほどがしのばれます。

セリムさんはエジプト人なので母語はアラビア語です。アラビア語話者は日本人より耳に頼る傾向があって、外国語学習については、「話し聞きはできるけれど読み書きは苦手」という人が見られます。(日本人は逆に、目に頼る傾向がありますね。英語を読んだり朗読したりはけっこう出来るのに、話すとなると途端におろおろする…みたいな)。なのでセリムさんの流暢な日本語を初めて聞いたとき、砂崎は正直、それほど驚きませんでした。(アラブの方は耳がいいからな…)と思ったくらいです。が、突っ込んで話してみて(お、この方はハイレベル話者だぞ)と感じました。その後メールのやり取りなどもして、(すごい、読み書き話し聞きの4技能、全てが高水準だ!)と感服!大学から日本語学習を始め、独学期間も長かったとのことで、その努力の程に感じ入りました。

そんな、日本語達者なセリムさんですが、当然ここへ至るまでには苦労も多々されたそうです。広島で、方言を話す人に「貴方でしょう?」の意味で「アンタやろう?」と言われたときには、(やろう、って『このヤロー!』とかのヤロウか?!何で悪口を言われるんだ?!)とショックを受けたとか。そんな経験談も豊富で、トークの上手なセリムさんに、人気のタクシー運転手さんになられるだろうな、と思ったインタビューでした。

さて、過去数年にわたり、ほぼ毎月書かせていただいてきた『ひらがなタイムズ』ですが、編集方針が変わったとのことで、今後は砂崎が書くことも少なくなりそうです。その代わり、ではありませんが、今年はまた別の本が出せるかな、と思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!

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『マンガでわかる源氏物語』、祝9刷!

拙著『マンガでわかる源氏物語』、重版がかかりまして9刷になりました!

2011年、震災後のよろず落ち着かぬ中で書いていて、1000年変わらぬものの存在に慰められたり、平安の人々が感じていた「世も末」という末法思想がおかしくもあはれにも思われたりしたものです。

幸いご好評を得て中国語にも翻訳され、重版も数を重ねていて、著者として嬉しい限りです。

重版って、誤字等を直す機会でもあるんですよね。この本に関しては9回その折があった訳で、さすがにもう誤りはない…と思いたいのですが、いかがでしょうか。

今後とも、お引き立てのほどをよろしくお願いいたします!

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ひらがなタイムズ1月号発売!

日英バイリンガル月刊誌『ひらがなタイムズ』、2018年1月号が発売されました!

『ひらがなタイムズ』とのご縁は、これで丸8年になります。この間ほとんど毎月、だいたい2、3本の記事を書いてきました。

『ひらがなタイムズ』は今号から、内容が大きく刷新されました。今後も砂崎が書くかどうかは未定ですが、日本語教育への情熱は変わらない雑誌だと思います。

さて、今号に関しては、砂崎、記事を1本書いています。マンガ・アニメ英訳の草分け、フレデリック・ショット先生のインタビューです。…ショット先生はとても気さくな方で、「先生!」と呼ばれるといつも「いえいえ、私は先生じゃありません。ショットさんと呼んでください」とおっしゃる。でも、「この方なくして日本マンガ・アニメの今日の隆盛はなかった」ことを思うと、…ついつい「先生」と言ってしまうんですよ…。

今回、先生から伺った新たなネタは2つ!1つは、「mangaという単語を英語界に浸透させるのは、チョー大変だった!」ということ。日本のマンガがアメリカのコミックと異なる、独自のメディアであることを強調したくて、ショットさんは「comic」とは敢えて訳さず、「manga」という単語を使い続けたのだそうです。その結果、ショット訳のmangaは本屋さんで化学書のコーナーに陳列されたり、イタリア料理の本だと誤解されたりしたのだとか。(金属のマンガンや、イタリア語で「食べる」を意味する動詞 mangiaと見まちがえられたらしい…実話です)。

もう1つは、…いや、この話はまたいつか別のとき、別の機会に書くこととしましょう。とにかく、ショットさんにまたお目にかかれて、実に嬉しかった砂崎なのでした!

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旺文社さま「英語の友」サイト、執筆しました!

砂崎が本文を執筆したサイト、公開されました!

『旺文社リスニングアプリ 「英語の友」 英検、TOEIC、TOEFL、TEAP 人気対策書のリスニング学習をサポート!』

旺文社さまのリスニングアプリ「英語の友」に関わるサイトで、英検について、日程・傾向・対策・当日すべきこと等々を、各級ごとに紹介する記事です。

砂崎も試験はあれこれ受けたので(大学入試関連や英独中国語、日本語教育モノなど多々)、なりに一家言あるつもりですが、旺文社の英検関係の方々はさすがのプロっぷりでしたね。「この単語の過去出題率」とか「何が出る、何が出ない」とか、バッチリ把握していらっしゃる。

いろいろ教えていただきながら、砂崎自身がこれまで体験してきた、はたまた見聞きした良い学習法を、たっぷり盛り込んで仕上げました。各レベル、それに対応した方法があるので、何語を勉強している方でも「自分は今、中級だから英検2級の勉強法がいいかな」等と、参考にしていただけるんじゃないでしょうか。

あと、「英語の友」の音源、すばらしいですよ!これを無料ダウンロード可にするとは、旺文社さま、太っ腹です♪

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ひらがなタイムズ12月号発売!

日英バイリンガル雑誌『ひらがなタイムズ』の最新号が発売されました!

砂崎は今回、3本書いています。

1本目は「クール・ジャパン」コーナーにて、都内唯一の屏風専門店『片岡屏風店』について。こちら、屏風の製作体験ができるお店で、最近は外国人のお客さまも多いそうです。「屏風の本来の用途は風よけなので、風を通さないよう、継ぎ目もぴったりとつなぎ合わせる技術があるんですよ」と伺い、よくよく屏風を観察したらその通りで、感心してしまいました。源氏物語にも屏風が実用品かつ美術品であったことを偲ばせる描写が多々出てきますが、さすが、伊達に1000年使われ続けてきた訳ではないのね~、と目からウロコのお話ばかり。ぜひまた、今度は製作体験をしてみたいと思いました。

2本めは、母国と日本との間で活躍される方を取りあげる「プロファイルズ」コーナー。先ごろ「国際交流基金賞」を受賞されたばかりのアンドレイ・ベケシュ氏をインタビューしました。もともとは数学を学ぶため日本に留学されたのですが、日本語・日本文化の魅力にハマってそちらの専門家になってしまわれたという、面白い方です。ユーモアたっぷりで気さくですが、中欧・東欧の日本語教育において、この方の貢献は大なるものがあり、…はい、某一流ホテルでのインタビューはけっこう緊張しました。

3本めは、日本暮らしを語る「日本で日本語」コーナーのインタビュー記事。日本で勉強と仕事を頑張り、コンビニのオーナーにまでなってしまったバングラデシュの方、ラハマン・インザマムーさんを取材。日本語がまったくわからないのに接客業の面接を受けに行き、みごと採用されてしまったという魅力的な方です。明るさ、前向きさが溢れるような人で、採用されたのもお人柄ゆえなのだろうな、と実感しました。一方、「母国では、貧困のため退学していくクラスメートもいました。働いて一家を支えながらでも勉学が続けられるような学校・しくみを作りたい」とおっしゃる社会派でもあります。今後のご活躍を見守りたくなる、すばらしい生年でした。

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ひらがなタイムズ11月号発売!

日英バイリンガル雑誌『ひらがなタイムズ』、最新号が発売されました!

砂崎は今回、3本書いています。

1本めは、「クール・ジャパン」。スタジオアルタさんが有楽町にオープンしたミュージカル専用劇場「オルタナティブ・シアター」を取材しました。主役の早乙女友貴さん、大衆演劇の出身らしい色気ある立ち姿で、久々に胸高鳴る芝居を見せていただきました。

2本めは「ジャパン・プロファイルズ」で、ドイツ人女性で着物スタイリスト・デザイナーであるアンジ―・ザルツさんを取材しました。ウェブメディア「着物美人」の公式ライターさんでもある方です。着物の世界へぐいぐいと分け入っていく、そのパワフルな姿に、こちらも勇気をもらいました。それに、ポーズを取った瞬間、独特のムードが出る方なんですね。スタイリスト・デザイナーだけでなく、モデルの才能もお持ちのようでした。

3本めは「日本で日本語」。独立行政法人・国際交流基金による、外国人日本語教師支援プログラムによって来日しているミャンマー人女性お二人を取材しました。日本に自費で留学できるのは、先進国の学生や極めて富裕な層に限られているのが実態です。彼女らのような優秀な学生が、日本の公的な助成制度を受けて、ゆくゆくは両国の架け橋となってくれることを祈ってやみません。

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源氏物語・宇治十帖の講演会

もう明日、明後日になってからの告知で申し訳ない…源氏物語についての講演会をいたします。

9/24(日)と10/29(日)の2か月連続で、香研究家・渡辺えり代さん主宰の講座『源氏物語の薫り』の特別講師を務めさせていただきます。

光る源氏のイメージが強い源氏物語ですが、ラスト10巻は「宇治十帖」と呼びならわされ、薫と匂宮という2人の貴公子が主人公となっています。よくある源氏物語講座だと、光源氏が主役の部分が長すぎて、薫・匂宮のパートまでなかなか行きつきません。「宇治十帖」は源氏物語の中でもすぐれて現代的で、「これから古典を読もう」という方にはまずオススメなのに、もったいない…そう思っていたところに渡辺えり代さんからお話をいただき、大喜びでお受けした企画です。

この2回講座の特色は、

1.源氏物語、全54巻のラスト10巻「宇治十帖」のみにフィーチャーしている!

2.平安文学を語るに当たって外せない要素「香」を、実際にたいて、その意味を体感する

この2点です。

9/24(日)は薫を中心に、10/29(日)は匂宮をメインに読み解きます。

 

(宇治十帖の主人公は薫ですが、匂宮視点から見るとまた別の面白さがあるんですよ♪)

皆さまお誘いあわせの上(って今さらですが(^^;))、ぜひぜひお越しくださいませ!

https://www.facebook.com/events/155944791620854/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D&pnref=story

 

 

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ひらがなタイムズ10月号発売!

長年お付き合いさせていただいております日英バイリンガル雑誌『ひらがなタイムズ』、最新号が発売されました!砂崎は今回、3本書いています。

1本めは、日本のイケてる物・人を紹介する「クール・ジャパン」コーナー。D1グランプリという、車のドリフト走行の腕前・カッコよさを競うコンテストを取材しました。砂崎はクルマ乗りではなくバイク乗りで、しかもカッコよく走る腕とは無縁なのですが、はい、ドリフト走行、カッコいいですね!今後クルマは、自動走行技術が発達して「走る楽しみ」より「アシ化」が進むのだろうとは思いますが、一方でこういう「走る楽しみ」追求派も残るだろうなと感じました。

2本めは「トラベリング・ジャパン」コーナーにて「外国人にまだ知られていない名所」。すべての「平成百景」を訪ねるというプロジェクト「NIPPON100」を実行中の、フランス人カップルを取材しました。お二人の名はオレリ・ロペールさん、ジュリアン・ジーリさん。もともとジャーナリストで日本には、「休暇で来てその魅力とポテンシャルに気づいた」というだけあり、目のつけどころ確かな記事を発信されています。

プロジェクト「NIPPON100」のサイトはこちら。仏語と英語の記事がメインですが、すばらしい写真と、フランス人視点の「日本の美」が堪能できます。

お二人と話していて面白かったのは、雑談中に思わぬ発見があったこと。取材も終わり、「じゃあ帰りましょうか」と、たまたま同じ方向の電車に乗ったその中で、ジュリアンさんがふとスマホを見て、「あ、僕ら、テレビ番組で放映されるみたい」と呟いたのです。「え、何それ?」と伺ったところ、「この間成田空港で、『どうして日本へ』と訊かれてね」「そうそう、疲れた顔してるとこ撮られちゃって、恥ずかしかったわ」と言うではありませんか。そう、「YOUは何しに日本へ?」でした。「あのね、その番組、有名だからSNSでシェアした方がいいよ!」とお勧めして別れたのですが、はい、反響がけっこうあったとのことです。

 

 

 

 

 

 

お二人のプロジェクトは、日本人にとってとても有難い企画なので、スポンサーの増えることをお祈りしております。

さて、砂崎の記事3本め。「日本で日本語」コーナーにて、『キャプテン翼』のアラビア語訳を担当されたシリア人カッスーマー・ウバーダさんをインタビューしました!ウバーダさん、お話がとても面白い方で、…。ちょっと長くなるのでウバーダさんの件は、また別の日、別の時に語りますね。とにかく、日本語力がすばらしくて、人なつこい、笑顔のすてきな方でした。

 

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ひらがなタイムズ9月号発売中!

何やかやと立て込んでご報告が遅れましたが、『ひらがなタイムズ』9月号、発売しております!今回の執筆記事は2本です。

1本めは、日本の冴えた文化を紹介するコーナー「クール・ジャパン」で、バンド『破天航路』さんについて。音楽はロック、メタル、端唄(江戸時代の歌曲ですね、三味線バックに歌う感じの)、ダンスは殺陣、日舞、バレエと、「何でもアリ!」感が魅力のグループです。個人的には、構成の良さに大満足!どれほど優れた技量でも、いち公演中に(あ、コレさっき見た/聞いた)という要素があると艶消しなもの、破天航路さんは次々に新手を繰り出して見せてくれるので、たるみ無くラストまで見入ってしまう感じでした。(それだけ引き出しが多い方々だってことでしょう)。

直近のライブは9/6(水)に六本木、とのことです。また、取材のもようをyoutubeにもアップしていますので、ご興味のある方は是非こちらから!(砂崎も顔出ししています♪)

2本めの記事は、日本と母国との間で活躍する方を取りあげる「プロファイルズ」コーナー。インタビュイーはバリアフリー情報提供サイト『ACCESSIBLE JAPAN』主宰する、グリズデイル・バリージョシュアさんです。手足に障害をお持ちのグリズデイルさんですが、来日して仕事を見つけ、日本語もマスターして、さらに日本に帰化されました。そして、障害のある外国人が安心して来日できるようにと、『ACCESSIBLE JAPAN』をボランティアで運営されています。

外国に移住して国籍も替えるということは、なまなかの覚悟では出来ないと思いますが、元が移民の国カナダ出身の方は、ポジティブに受け止められるようですね。グリズデイルさんは、「日本が好きで、この社会の責任ある一員になりたいと思ったから」とためらいなく答えていらっしゃいました。お母さまも、「私の両親もそもそも移民、二人がカナダへ来て、それで今この家族が存在する。あなたも冒険して、幸せになりなさい」と送り出してくださったとか。

グリズデイルさんの今後のご多幸とご活躍を心からお祈りいたします。

さて、今月は。砂崎、ひさびさに講演会をおこないますよ!お題はもちろん「源氏物語」。よくある「光る源氏」についてのお話ではなく、その息子(とされている)薫について、「香り」という観点から語ります。ちょっとコアな源氏物語を知りたい方は、是非こちらから!

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