今をさかのぼること12年と少し前、2011年の冬。
拙著『マンガでわかる源氏物語』を、池田書店さまが出してくださいました。千年に一度といわれる大震災、「末の松山」を越えることはなかった貞観大津波等々、平安から今に至る時間軸をひしひし噛みしめつつ、PCを打っていた日々を思い出します。
おかげさまでご好評をいただき、ほぼ毎年、重版…特に昨年から今年にかけては、大河ドラマ『光る君へ』のおかげでまた一段と弾みがつき、このたび15刷に至りました。
池田書店の皆さま、書籍の販売・流通に関わってくださっている方々に、心より御礼もうしあげます。
平安時代や源氏物語という、一見今とまるで違う世界は、ひと皮むくと今も変わらぬものを持っていたりします。その尽きせぬ魅力をお伝えできるよう、特に今年は大河イヤー、絶好の機会ですので、さらに活動して参りたいと思います。お引き立ていただけますと幸甚です。