源氏物語は砂崎のライフワーク。その魅力を世界に発信すべく、「The Tale of Genji (源氏物語)」というfacebookページを設けています。内容は、主要人物や有名エピソードの紹介。ときどき、外国語でも発信しています。
facebookの面白さはその国際性。アラビア語で投稿してみたときは、カイロ大の教授が気づいてくださり、facebook友達になれました。先日はたどたどしい英語で質問があり、思わぬ地域で思わぬ人が源氏物語に関心を持ってくださっているものよと、感慨深く回答させていただきました。
そんな拙頁に新たな記事を投稿しましたのでそのお知らせです。使用した画像は、「源氏物語の1000年 ―あこがれの王朝ロマン―」展で購入したペーパーウェイトの一部分。この文鎮は、大正から昭和にかけて活躍した日本画家・松岡映丘の名作「宇治の宮の姫君たち」という屏風絵が元になっています。源氏絵の画題として古来選ばれてきた名シーンを取りあげているだけでなく、有職故実に対する探究の結果をこれでもかと盛り込んでいるのが松岡らしいところ。洋画の挑戦を食らった後の世代らしい、華麗な色合いとモダンな表現もみごとな作品です。