源氏物語・宇治十帖の講演会

もう明日、明後日になってからの告知で申し訳ない…源氏物語についての講演会をいたします。

9/24(日)と10/29(日)の2か月連続で、香研究家・渡辺えり代さん主宰の講座『源氏物語の薫り』の特別講師を務めさせていただきます。

光る源氏のイメージが強い源氏物語ですが、ラスト10巻は「宇治十帖」と呼びならわされ、薫と匂宮という2人の貴公子が主人公となっています。よくある源氏物語講座だと、光源氏が主役の部分が長すぎて、薫・匂宮のパートまでなかなか行きつきません。「宇治十帖」は源氏物語の中でもすぐれて現代的で、「これから古典を読もう」という方にはまずオススメなのに、もったいない…そう思っていたところに渡辺えり代さんからお話をいただき、大喜びでお受けした企画です。

この2回講座の特色は、

1.源氏物語、全54巻のラスト10巻「宇治十帖」のみにフィーチャーしている!

2.平安文学を語るに当たって外せない要素「香」を、実際にたいて、その意味を体感する

この2点です。

9/24(日)は薫を中心に、10/29(日)は匂宮をメインに読み解きます。

 

(宇治十帖の主人公は薫ですが、匂宮視点から見るとまた別の面白さがあるんですよ♪)

皆さまお誘いあわせの上(って今さらですが(^^;))、ぜひぜひお越しくださいませ!

https://www.facebook.com/events/155944791620854/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D&pnref=story

 

 

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ひらがなタイムズ10月号発売!

長年お付き合いさせていただいております日英バイリンガル雑誌『ひらがなタイムズ』、最新号が発売されました!砂崎は今回、3本書いています。

1本めは、日本のイケてる物・人を紹介する「クール・ジャパン」コーナー。D1グランプリという、車のドリフト走行の腕前・カッコよさを競うコンテストを取材しました。砂崎はクルマ乗りではなくバイク乗りで、しかもカッコよく走る腕とは無縁なのですが、はい、ドリフト走行、カッコいいですね!今後クルマは、自動走行技術が発達して「走る楽しみ」より「アシ化」が進むのだろうとは思いますが、一方でこういう「走る楽しみ」追求派も残るだろうなと感じました。

2本めは「トラベリング・ジャパン」コーナーにて「外国人にまだ知られていない名所」。すべての「平成百景」を訪ねるというプロジェクト「NIPPON100」を実行中の、フランス人カップルを取材しました。お二人の名はオレリ・ロペールさん、ジュリアン・ジーリさん。もともとジャーナリストで日本には、「休暇で来てその魅力とポテンシャルに気づいた」というだけあり、目のつけどころ確かな記事を発信されています。

プロジェクト「NIPPON100」のサイトはこちら。仏語と英語の記事がメインですが、すばらしい写真と、フランス人視点の「日本の美」が堪能できます。

お二人と話していて面白かったのは、雑談中に思わぬ発見があったこと。取材も終わり、「じゃあ帰りましょうか」と、たまたま同じ方向の電車に乗ったその中で、ジュリアンさんがふとスマホを見て、「あ、僕ら、テレビ番組で放映されるみたい」と呟いたのです。「え、何それ?」と伺ったところ、「この間成田空港で、『どうして日本へ』と訊かれてね」「そうそう、疲れた顔してるとこ撮られちゃって、恥ずかしかったわ」と言うではありませんか。そう、「YOUは何しに日本へ?」でした。「あのね、その番組、有名だからSNSでシェアした方がいいよ!」とお勧めして別れたのですが、はい、反響がけっこうあったとのことです。

 

 

 

 

 

 

お二人のプロジェクトは、日本人にとってとても有難い企画なので、スポンサーの増えることをお祈りしております。

さて、砂崎の記事3本め。「日本で日本語」コーナーにて、『キャプテン翼』のアラビア語訳を担当されたシリア人カッスーマー・ウバーダさんをインタビューしました!ウバーダさん、お話がとても面白い方で、…。ちょっと長くなるのでウバーダさんの件は、また別の日、別の時に語りますね。とにかく、日本語力がすばらしくて、人なつこい、笑顔のすてきな方でした。

 

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ひらがなタイムズ9月号発売中!

何やかやと立て込んでご報告が遅れましたが、『ひらがなタイムズ』9月号、発売しております!今回の執筆記事は2本です。

1本めは、日本の冴えた文化を紹介するコーナー「クール・ジャパン」で、バンド『破天航路』さんについて。音楽はロック、メタル、端唄(江戸時代の歌曲ですね、三味線バックに歌う感じの)、ダンスは殺陣、日舞、バレエと、「何でもアリ!」感が魅力のグループです。個人的には、構成の良さに大満足!どれほど優れた技量でも、いち公演中に(あ、コレさっき見た/聞いた)という要素があると艶消しなもの、破天航路さんは次々に新手を繰り出して見せてくれるので、たるみ無くラストまで見入ってしまう感じでした。(それだけ引き出しが多い方々だってことでしょう)。

直近のライブは9/6(水)に六本木、とのことです。また、取材のもようをyoutubeにもアップしていますので、ご興味のある方は是非こちらから!(砂崎も顔出ししています♪)

2本めの記事は、日本と母国との間で活躍する方を取りあげる「プロファイルズ」コーナー。インタビュイーはバリアフリー情報提供サイト『ACCESSIBLE JAPAN』主宰する、グリズデイル・バリージョシュアさんです。手足に障害をお持ちのグリズデイルさんですが、来日して仕事を見つけ、日本語もマスターして、さらに日本に帰化されました。そして、障害のある外国人が安心して来日できるようにと、『ACCESSIBLE JAPAN』をボランティアで運営されています。

外国に移住して国籍も替えるということは、なまなかの覚悟では出来ないと思いますが、元が移民の国カナダ出身の方は、ポジティブに受け止められるようですね。グリズデイルさんは、「日本が好きで、この社会の責任ある一員になりたいと思ったから」とためらいなく答えていらっしゃいました。お母さまも、「私の両親もそもそも移民、二人がカナダへ来て、それで今この家族が存在する。あなたも冒険して、幸せになりなさい」と送り出してくださったとか。

グリズデイルさんの今後のご多幸とご活躍を心からお祈りいたします。

さて、今月は。砂崎、ひさびさに講演会をおこないますよ!お題はもちろん「源氏物語」。よくある「光る源氏」についてのお話ではなく、その息子(とされている)薫について、「香り」という観点から語ります。ちょっとコアな源氏物語を知りたい方は、是非こちらから!

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